Uber Eats(ウーバーイーツ)に限らないですが、実際に物を購入してお金を払おうとなるときに、手段としてはクレジットカードやプリペイドカード、最近はpaypayや楽天payをはじめととした電子マネーなど、色々あります。
しかし、「クレジットカードや電子マネーを使うのに抵抗がある」人や「手渡ししてもらうことで安心できる」ということで現金を利用してお金のやり取りをしている人も多い。
では、Uber Eatsで現金を利用するとどういうことが考えられるのか、見ていきましょう。
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現金配達のメリット、デメリット
では、まず現金を利用することでのメリットです。
・注文できる範囲が広がる
目の前でお金のやり取りができる
これは注文者側の視点ですが、人によってはクレジットカードを所持していなかったり、あるいは個人情報に対して過敏に心配する人もいます。そういう人にとっては目の前でやりとりができることは非常にありがたいことです。また後払いをすぐできることやカード払いでの使い過ぎがなくなることでの安心感も得られます。
注文を受けられる範囲が広がる。
これは配達者の視点ですが、現金払いを希望する人でUber Eatsを利用する人に対しての対応をすることで配達者が注文を受けられる範囲が広がります。
配達者にとっては、すぐに報酬が得られる。
システムの関係で全額というわけではありませんが、目の前で現金のやり取りが行われることで、商品を注文者へ渡して取引が成立した瞬間に報酬を得ることができます。
では、デメリットはどうでしょうか。
・小銭などの用意するものが必要
・手数料込で上限がある
お金のやり取りの時間がかかる
現金での支払いとなると、クレジットカードのような跡からの請求ではなくその場での支払いとなります。となるとお金の受け渡しがおつりの兼ね合いも含めてひと手間が面倒になってしまいます。
また後述しますが、現金の過不足でのトラブルが生じる可能性もあります。
小銭などを用意する必要がある
現金で払うとなると、なかなか請求額ぴったりで支払ってもらえるとは限らないことが多くなります。そうなると配送者側であらかじめおつりを用意しなければなりません。しかしおつりがいくら必要になるのかというのも注文者のところへ行かないとわからないので常に準備しておかなければなりません。
手数料込みで上限がある
現金での支払いの場合、配送料込みで1万円とUber Eatsで定められています。これは注文者側に対してのデメリットであるといえます。特にホームパーティーなどで準備する場合などでは注意が必要です。
現金配達の登録、導入の背景
Uber Eatsでは、一般的にはクレジットカードもしくはデビットカードでのやり取りが多いですが、現金でのやり取りもいます。日本の場合、先進国の中でも非常に現金使用率が高いです。実際には次の通りです。
(キャッシュレス決済比率)
韓国が89.1%
中国、カナダ、イギリス、オーストラリア、スウェーデン、アメリカ、フランスは40-60%
日本は18.4%
キャッシュレス・ビジョン 平成30年4月 経済産業省・各国のキャッシュレス決済比率の状況(2015 年) via 世界銀行「Household final consumption expenditure(2015 年)」、BIS「Redbook Statistics(2015 年)」の非現金手段による年間決済金額から算出 、Better Than Cash Alliance (中国)より http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180411001/20180411001-1.pdf |
では、どのようにしたら現金の支払いを登録できるでしょうか。
登録方法
・配送者側の登録
支払者側の登録
支払い者側の場合は、アプリの「お支払い」の項目で変更することで可能となります。
配送者側の登録
Uber Driberという配送者専用のアプリより、「お支払い方法を追加」の画面から自分のクレジットカードもしくはデビットカードの登録を行うことによって登録が可能になります。その後、約2営業日ほど待ったあとに設定ボタンより「現金支払いの配達リクエストを受け付ける」というのが出てきます。
ただし、注文者が現金払いかどうかは商品を注文した後にならないとわかりません。
現金払いの場合、アイコンに「現金を受け取る」というのが出てきます。
現金を用意する
配達員を行う上で、現金でのお金のやりとりを希望される人もいる。
では、そんな人たちのためにどのような準備をしたらよいでしょうか。
いくら、用意したほうがいい?
Uber Eatsでの現金のやりとりは、配送料込みで1万円としています。
そのため、1万円で支払いをされたときにすぐにおつりを用意できる程度の小銭と千円札を用意できるといいですね。大半の店では10円単位での設定を行っていますが、一部1円単位で設定しているところもあります。10円玉、100円玉、1000円札はやや多めに用意しておいたほうがいいでしょう。
管理するうえでのおすすめアイテム
・電卓:おつりの計算をすぐに行えるようにするため。もちろんスマホの電卓アプリでも可能。
・おつり徴収用のバック:商品を入れる配達バックとは別に用意しましょう。
・コインケース:各硬貨を10枚単位で入れられるもの。100円ショップで購入可能。
・チャック付きの小袋:紙幣を入れる用。ビニールなどで濡れないようにできるものにしましょう。
現金配達時のトラブル、解決策
では、実際に現金でやり取りをするうえでどのようなトラブルが起こる可能性があるでしょうか。
いかに起こりうるトラブルを3つ、紹介させていただきます。
・注文者側がもっている現金が不足している。
注文者側が現金を支払わなかった場合などもここにあたります。
その場合は、商品をそのまま渡しておき、Uber Driberのアプリより「詳細」から「利用者が料金を支払わなかった」ということをサポートセンターに連絡しましょう。その後の対応はUber に引継ぎを行います。
・配送者側のおつりが不足している。
あらかじめ用意をしておくべきでしょうが、万が一足りなかったときは両替をしに行きましょう。
その際に商品を先に渡しておき、おつりを用意してから再訪問する旨を伝えるようにしましょう。
・現金を過分にもらいすぎた。
人によっては、おつり分をもらわずに「チップ代」であったり、「衛生的にもらいたくない」ということもありますが、なるべくなら返しましょう。
また、報酬額と代金との差額については報酬としてUber よりクレジットカードから引かれます。
まとめ
いかがでしょうか。
Uber が開始した当初はクレジットカードやデビットカードだけでしたが、今は現金にも対応できるようになっています(ただし一部の地域を除く)。
直接人とやり取りを行う分、時間をとられてしまうことやおつりを持ち歩かなければならなくなるなど、手間がかかる面もありますが、一方で現金でのやりとりしかできない人に対して対応ができるなどといったメリットもあるため、配送者側で何をとるかで判断していきましょう。